The Creator (2023)
ギャレス・エドワーズが製作・監督のSF映画で、渡辺謙が重要な役で出演しています。
2023年9月29日に米国で公開され、ベトナムでも同日に封切られたので見てきました。
AIが発達した近未来、米国政府の開発したAIがカリフォルニアで核弾頭を爆発させ、米国・西側同盟はAI根絶の戦いに明け暮れる一方、AIと共存している東南アジア地域を中心とした「ニューアジア」のある世界観のお話です。
物語では主役ほかアメリカ側と、世界を調和に導くネパールのクマリ的なロボット少女を取り巻く人々が中心で、スター・ウォーズの逃げ回るジェダイロボと悪の帝国アメリカみたいな雰囲気になっています。
物語はベトナム、ネパール、タイ、日本、中国語を話す人々やロボットがいるインドシナ半島風の場所が舞台で、雰囲気満点です。
アメリがが投入する兵器は巨大な超ハイテクマシンで、スター・ウォーズの帝国のようで思い切りアメリカ帝国を揶揄しています。
アジアのロボットはベトコンを彷彿とするデザインで、この映画がインド・インドシナ植民地への侵略や解放がモチーフなのが伝わってきます。
第9地区のようなハードコアSFを期待していましたが、お話は人間的で女性でも楽しく見れる作品になっています。
ヒロインは日本人風なジェマ・チャン(中国系イギリス人)と特殊能力ロボガール役のマドレーヌ・ユナ・ボイルズで東南アジア(タイ・ラオス・カンボジア)の血をもつ母親をもつアメリカ生まれ。
辛口ロッテントマトの評価もまずまず。おすすめできる映画です。