わすれる前に書いとこう! おっさん映画黙視録

映画が大好きでたくさん見るけど、最近はどんどん忘れちゃう! 見て感じたことを大切に〜、映画徒然草。

The Night Of (原題 The Night Of, 2016)

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GWに気管支炎で身動きできず一気に見れたのに書くの忘れてました。

HBO制作の犯罪系ドラマ The Night Of。 

 

テレビシリーズ物で、主人公の冤罪で捕まる若者がリズアフメッド、それを助けようとするアレルギー皮膚炎に苦しむ貧乏弁護士をジョン・タトゥーロが演じてます。

 

アラブ系移民の若者が収監されて生き残るために段々とワルになっていく過程と、弁護士の奮闘、2つの場面が並行して進みます。 8話のショートシリーズでダルダル感も一切なし。

 

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収監中の牢獄の中で囚人たちが読む本の話題が出てくるのですが、その中で牢名主が主人公にすすめるのが「野性の呼び声」

 

あんまり印象に残ったので読んでみたら面白かった! 

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諦めにずに自分の人生を戦い抜くこと、用心深くしぶとく生きることの重要さ。色々と考えされられました。

 

 

 

 

 

手紙は憶えている (原題: Remember ,2015)

凄い映画を見てしまったので書いておきます。

手紙は憶えている (原題: Remember)

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認知症の主人公、ユダヤ人の老人が目覚めるところから始まるこの映画。

とにかく話がよくできてます。

主演の名優クリストファー・プラマー、息子役はドラマ・リベンジの悪役オヤジ、アンダーザドームのディーンノリスなど。

あんまり素晴らしいので調べたら監督はアダム・エゴヤンと言う人でアラブ生まれのカナダ人。 重そうなので見てなかった「白い沈黙」も撮ってます。見なくては・・・。

 

 

 

それと映画の中でピアノと二人の作曲家、モシュコフスキとワーグナーが演奏されこれが重要な意味を持ってました。 モシュコフスキはポーランド人で、この映画で聞くまでは名前も知りませんでしたがショパンのようなロマンチックな曲。

ショパンのあとに出てきた人だし当然影響は受けてるでしょう。 

こういう知らないことに出会えるのも映画の楽しみ。今度よく聞いてみよう。

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『たかが世界の終わり』(原題仏: Juste la fin du monde、英: It's Only the End of World)

マリオン・コティアールが出てるから見たらすごく良かった、「たかが世界の終わり」

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うーん、マリオン歳とてもかわいいすぎる。

 

本編90分弱くらい、主人公の12年ぶりの里帰りの半日を描いた面白いドラマで、出てくるのは、母親、横柄な長男(ヴァンサンカッスル)と嫁(マリオン・コティアール)、歳の離れた妹(レア・セドゥ)のみ。 (正確には妄想ででてくるかってのボーイフレンドもいたけど)

 

主人公はワケあってあまりセリフもなく、他の4人がものすごい演技合戦。

マリオン・コティアールの表情でいろんなことを語るのが一つの見どころでもう一回見たいくらい。 音楽もいいし若い感じのセンスでいい映画!と思ったら監督のグザヴィエ・ドランは29歳だ。天才かよ!ってしらべたらカナダ人だった。変人多いのな、カナダ。。。

 

この動画は本編見てからのほうが良いかも。

 

兄役はいろんな映画に出てるこのおっさん。見る度になぜかCold Playを思い出しちゃう。そんなに似てないんだけど。

Child44でもいやーな性格の役だったような。

 

面白いのが長男と妹役の二人、フランスドイツ版の美女と野獣で共演してた。

イギリスもそうだけど、フランスも同じ訳者さん使い回し多いんかな。

これはあんまり興味ないんだけど、ちゅーか全編みれて委員会?

 

 

 

レディ・プレイヤー1. (原題:READY PLAYER ONE

レディ・プレイヤー1

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 もう、CGモノは飽きたかなぁ、と思っていたのですがスピルバーグだし前評判も良さげだしやっぱりインベーダーゲーム世代だし! で見てきました。(いわゆる、あなたも好きねぇ〜〜)

 

といいつつ、コンピュータやTVゲームモノはTRONシリーズ以外はハズレが多く…

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こういうのが頭をよぎります😭

 

感想は……、

 

80年代popsで始まった時はいやな予感がしましたが……

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(これも80pops押しでダメだったのを思い出す〜)

 

杞憂でしたw

文句なしにおもしろかったーー!

 

わざとレトロっぽい撮り方のところが前半にあったり色んな往年のキャラが出てきたり、きわめつけはシャイニング!おじさんホイホイ王の座をしばらく独占しそう。

 

スピルバーグ映画に共通のテーマ、大きな組織や力に対する反抗と友愛に加えて明確なメッセージが伝わってきました。それは

 

現実に向き合い今を生きよう。

 

ポップカルチャーに最大限の敬意を払いつつも、そのファンたちにあえて送ったメッセージ。 オヤジの愛を超えた人類愛を感じました。

現実は厳しいけど頑張ろうぜ、的な。

 

 

それと、クレジットに出てた嬉しい一行

 

Consulting     Masi Oka

 

そう!ヒーローズのあのお方😄

 

あー、ほんと見て良かった。IMAXでもう一回見ようかな?

  

 

バリー・シール/アメリカをはめた男』(原題: American Made) と Netflix のリアルドラマ「ナルコス」

バリー・シール/アメリカをはめた男』(原題: American Made) と Netflix のリアルドラマ「ナルコス」

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また見たのに書くのを忘れてた・・・・。 バリー・シールはトム・クルーズ演じる実在したパイロットがCIA秘密工作員にスカウトされ麻薬密輸人になるお話。 

この映画、トム・クルーズの中では相当いい映画じゃないでしょうか。 お得意の調子のいいキャラ、調子にノリすぎてエライ目に、というのがまさにはまり役。 

 

毎回思いますけど、アメリカ映画のキャスティングって本当にプロフェッショナル。役者さんの層が厚いのがもちろんあるんでしょうけど、コネとか趣味でやらかしたよねぇー、っというのに成りがちであろう業界で凄い凄い。分業、個人主義、成熟、色んな言葉が浮かびます。

 

一方、ナルコスは自分が子供の頃に世界を驚愕させていたコロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルのお話。

バリー・シールが運んでいたのはこの人の麻薬。 バリー・シールはこの人のメチャクチャさに巻き込まれただけで小物なんですが、それを黙認して中米で反政府兵育成したり武器の密輸してたCIAは更に大物、というか大悪党。。。

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ナルコスの中に登場するバリー・シール。

 

バリー・シールは歴史ドタバタエンターテインメントで楽しく見れますが、ナルコスはかーなりダークできっついです。 相当史実に忠実に作られているらしく、たくさん人が死んだり迷惑している大事件なので一見の価値あり。 

アメリカの映画ってメチャクチャな話良く考えるな!って思いますがか〜なりメチャクチャな現実があってのことなんだ!っていうのをしみじみ感じた2作でした。

 

 

 

 

 

 

『パシフィック・リム: アップライジング』(Pacific Rim: Uprising)

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あれから5年。 ついに続編が公開となり早速みてきましたパシフィックリム・アップライジング。

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(シネコンには4体のロボ天幕があって全館パシフィックリム押し。プラモの箱みたいな絵がたまりません)

 

前作で玉砕したイドリスエルバ演じる司令官の息子、逃亡ストームトルーパーのジョン.ボイエガやクリントイーストウッドの息子さん、家出少女なんかがキャスト。 菊地凛子やマットサイエンティスト?コンビも登場。

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名脇役なバーンゴーマン、この人出てくると画面が締まる!

 

 

お話の中でアニメやSFにありがちな設定解説会話で人間関係が説明されるのですが、ロボットと怪獣が主役なのでまあどうでもいい感じ。

 

前作は薄暗くてなんだかよくワカンネ的な戦闘シーンもありましたが今回はほぼ昼間。 戦闘シーン多めなのでお腹いっぱい観戦できました。

 

一つ感じたのは感じたのはアニメ表現に対するリアルCGの限界。

アニメ、特に漫画は画角や構図表現に制約が少なくロボットを最大限カッコよく見せるポーズ、シーンを作り出す事が出来ますがCGはリアル描写なので手足の長さ比率が突如変化したり想像できません(やれなく無いけど)

 

戦闘シーンのカッコいい記憶に残る場面、という点では漫画らアニメの手法にまだ到達してないかな?なんて素人ながら思いました。

 

それとチャイナマネー。最近SFや歴史物で目立ってきてる中国資本な感じは制作会社LEGENDARYが中国なこともありバリバリなのですが、決戦は富士山。ロボ漫画大好きな ギレルモデルトロの日本オタクコンテンツへのリスペクトを感じました( 勝手な想像ですが)。

 

あと気になったのが音楽。

あの特徴的な、デレレーデレレレ〜〜〜〜!、というのがなかなか出てきません。

https://youtu.be/Vbsi4GjlOpQ

予告でもそう。

なんでだーー???

 

他にも色々あるけど↓見てなるほどとおもってみたり。 今回ギレルモデルトロは口出ししてないんだ、へーへー。

http://fansvoice.jp/2018/04/13/pru-interview-boyega-deknight/

 

 

 

 

ビッグ・リボウスキ 原題:The Big Lebowski ,1998

去る2018.3.6は伝説の映画ビッグリボウスキの20周年記念だったのですがー。

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みましたか? もちろんみました。

 

 

 

どうやって生活してるのかブラブラしてる主人公のジジェフリー・リボウスキことdudoとボーリング仲間のウォルターとドニーが同名の富豪と間違われて事件に巻き込まれるドタバタコメディー。監督はコーエン兄弟

 

この映画素晴らしいのは忘れられないインパクトのあるシーンが沢山あること。

 

冒頭、スーパーの売り場のシーンに始まり、変態?ボーラー、ジョン・タトゥーロのボーリングシーンやブチ切れグッドマン、受精ポーズのジュリアンムーア、ボーリング場のバーでdudoが首をかしげるシーンなどなど…。

 

中でも強烈なのは最後の散骨シーン。

 

ベトナム帰還兵病なウォルター・ソブチャク役の今は亡きジョン・グッドマン。 

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この映画最大の見せ場の一つ、コーヒー缶に入ってる友の遺灰を撒くシーン。 ジーンとくるどころか笑っちゃう。

 

当時見たときにはインターネットもなくなんとも思わなかったのですが、改めて見ていたらこのコーヒー缶が欲しくなりまして、ちょうどSXSWに行っている映画好きの盟友がいたので、駄目元でお願いして見ました。

 

そして昨日!

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キター!

時代が変わりポリ容器にはなっていますが紛れもなくFolgersコーヒーであります。

うおおおおぉ、友よ君の遺灰はこれに入れるよォ!(迷惑?)

 

10年後の3月6日もカルーアコーヒーをホワイトロシアンで飲みながらまた見たいと思います。