Heat (1995) とフランスのヘリコプター脱獄犯
今朝、というか昨日(2018.7.1)欧米のニュースで話題になった犯罪者脱獄がありましたのでチョット脱線でヒートの話。
ヒート、といえばマイケル・マン監督、デニーロ主演の犯罪映画です。
男臭い、友情と愛、裏切りの傑作犯罪モノでマイケル・マンを知ったのもこの映画でした。
ヘリで脱獄した犯人のRedoine Faid 、未成年の頃から犯罪を繰り返す生粋のワルでヒートを何度も見て研究し、強盗を行って監獄入りになったとか。
カリスマもありテレビなどでも随分取り上げられたそうで、ついに仲間がヘリで監獄から救出逃亡する事態に。。。今現在、逃亡中で行方知れす。逃亡のヘリも強盗というかパイロットごとジャックして乗り捨てて燃やして逃げたとか。もうホント映画さながらです。
何いってるかサッパリわかりませんが、有名人なようです。ナイトシャラマンが好きそうな顔だ。(笑
ハン・ソロ (原題 Solo: A Star Wars Story, 2018)
スターウォーズ、スピンオフ外伝シリーズの2作目。 なんか揉めて巨匠ロン・ハワードが途中交代で監督になったらしい。 海外だと(ロシアでさえ)記念日の5.25封切りなのに日本はお構いなしの6月公開。まあいつものことだけど。
映画の内容は・・・つまらなくはないけどスターウォーズに有名俳優って必要なの?というのが私の気持ち。 無名で世界観に合う人を発掘して神秘性を高めて欲しかった。
というかエミリア・クラークがあまりにGOT とキャラがかぶりすぎてドランゴンいつ出るの?という感じでもったいなかった。 ウディ・ハレルソンも大好きだけどスリービルボードとのこの差!
まあ何事も商売、カネのためだ。稼いだお金で作品性ある映画に貢献してくれるに違いない。
The Night Of (原題 The Night Of, 2016)
GWに気管支炎で身動きできず一気に見れたのに書くの忘れてました。
HBO制作の犯罪系ドラマ The Night Of。
テレビシリーズ物で、主人公の冤罪で捕まる若者がリズアフメッド、それを助けようとするアレルギー皮膚炎に苦しむ貧乏弁護士をジョン・タトゥーロが演じてます。
アラブ系移民の若者が収監されて生き残るために段々とワルになっていく過程と、弁護士の奮闘、2つの場面が並行して進みます。 8話のショートシリーズでダルダル感も一切なし。
収監中の牢獄の中で囚人たちが読む本の話題が出てくるのですが、その中で牢名主が主人公にすすめるのが「野性の呼び声」
あんまり印象に残ったので読んでみたら面白かった!
諦めにずに自分の人生を戦い抜くこと、用心深くしぶとく生きることの重要さ。色々と考えされられました。
手紙は憶えている (原題: Remember ,2015)
凄い映画を見てしまったので書いておきます。
手紙は憶えている (原題: Remember)
認知症の主人公、ユダヤ人の老人が目覚めるところから始まるこの映画。
とにかく話がよくできてます。
主演の名優クリストファー・プラマー、息子役はドラマ・リベンジの悪役オヤジ、アンダーザドームのディーンノリスなど。
あんまり素晴らしいので調べたら監督はアダム・エゴヤンと言う人でアラブ生まれのカナダ人。 重そうなので見てなかった「白い沈黙」も撮ってます。見なくては・・・。
それと映画の中でピアノと二人の作曲家、モシュコフスキとワーグナーが演奏されこれが重要な意味を持ってました。 モシュコフスキはポーランド人で、この映画で聞くまでは名前も知りませんでしたがショパンのようなロマンチックな曲。
ショパンのあとに出てきた人だし当然影響は受けてるでしょう。
こういう知らないことに出会えるのも映画の楽しみ。今度よく聞いてみよう。
『たかが世界の終わり』(原題仏: Juste la fin du monde、英: It's Only the End of World)
マリオン・コティアールが出てるから見たらすごく良かった、「たかが世界の終わり」
うーん、マリオン歳とてもかわいいすぎる。
本編90分弱くらい、主人公の12年ぶりの里帰りの半日を描いた面白いドラマで、出てくるのは、母親、横柄な長男(ヴァンサンカッスル)と嫁(マリオン・コティアール)、歳の離れた妹(レア・セドゥ)のみ。 (正確には妄想ででてくるかってのボーイフレンドもいたけど)
主人公はワケあってあまりセリフもなく、他の4人がものすごい演技合戦。
マリオン・コティアールの表情でいろんなことを語るのが一つの見どころでもう一回見たいくらい。 音楽もいいし若い感じのセンスでいい映画!と思ったら監督のグザヴィエ・ドランは29歳だ。天才かよ!ってしらべたらカナダ人だった。変人多いのな、カナダ。。。
この動画は本編見てからのほうが良いかも。
兄役はいろんな映画に出てるこのおっさん。見る度になぜかCold Playを思い出しちゃう。そんなに似てないんだけど。
Child44でもいやーな性格の役だったような。
面白いのが長男と妹役の二人、フランスドイツ版の美女と野獣で共演してた。
イギリスもそうだけど、フランスも同じ訳者さん使い回し多いんかな。
これはあんまり興味ないんだけど、ちゅーか全編みれて委員会?
レディ・プレイヤー1. (原題:READY PLAYER ONE
もう、CGモノは飽きたかなぁ、と思っていたのですがスピルバーグだし前評判も良さげだしやっぱりインベーダーゲーム世代だし! で見てきました。(いわゆる、あなたも好きねぇ〜〜)
といいつつ、コンピュータやTVゲームモノはTRONシリーズ以外はハズレが多く…
こういうのが頭をよぎります😭
感想は……、
80年代popsで始まった時はいやな予感がしましたが……
(これも80pops押しでダメだったのを思い出す〜)
杞憂でしたw
文句なしにおもしろかったーー!
わざとレトロっぽい撮り方のところが前半にあったり色んな往年のキャラが出てきたり、きわめつけはシャイニング!おじさんホイホイ王の座をしばらく独占しそう。
スピルバーグ映画に共通のテーマ、大きな組織や力に対する反抗と友愛に加えて明確なメッセージが伝わってきました。それは
現実に向き合い今を生きよう。
ポップカルチャーに最大限の敬意を払いつつも、そのファンたちにあえて送ったメッセージ。 オヤジの愛を超えた人類愛を感じました。
現実は厳しいけど頑張ろうぜ、的な。
それと、クレジットに出てた嬉しい一行
Consulting Masi Oka
そう!ヒーローズのあのお方😄
あー、ほんと見て良かった。IMAXでもう一回見ようかな?
バリー・シール/アメリカをはめた男』(原題: American Made) と Netflix のリアルドラマ「ナルコス」
バリー・シール/アメリカをはめた男』(原題: American Made) と Netflix のリアルドラマ「ナルコス」
また見たのに書くのを忘れてた・・・・。 バリー・シールはトム・クルーズ演じる実在したパイロットがCIA秘密工作員にスカウトされ麻薬密輸人になるお話。
この映画、トム・クルーズの中では相当いい映画じゃないでしょうか。 お得意の調子のいいキャラ、調子にノリすぎてエライ目に、というのがまさにはまり役。
毎回思いますけど、アメリカ映画のキャスティングって本当にプロフェッショナル。役者さんの層が厚いのがもちろんあるんでしょうけど、コネとか趣味でやらかしたよねぇー、っというのに成りがちであろう業界で凄い凄い。分業、個人主義、成熟、色んな言葉が浮かびます。
一方、ナルコスは自分が子供の頃に世界を驚愕させていたコロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルのお話。
バリー・シールが運んでいたのはこの人の麻薬。 バリー・シールはこの人のメチャクチャさに巻き込まれただけで小物なんですが、それを黙認して中米で反政府兵育成したり武器の密輸してたCIAは更に大物、というか大悪党。。。
ナルコスの中に登場するバリー・シール。
バリー・シールは歴史ドタバタエンターテインメントで楽しく見れますが、ナルコスはかーなりダークできっついです。 相当史実に忠実に作られているらしく、たくさん人が死んだり迷惑している大事件なので一見の価値あり。
アメリカの映画ってメチャクチャな話良く考えるな!って思いますがか〜なりメチャクチャな現実があってのことなんだ!っていうのをしみじみ感じた2作でした。