『グレイテスト・ショーマン』(原題: The Greatest Showman,2017
今日から公開になったグレイテスト・ショーマン観てきました。
(これは待ち時間の画像。お客さんは女学生が多かった〜)
内容は予告編の通り。もう本当にこのまんまで始まるので、え!もうエンディング?金返せ〜〜!と動揺したほどです。(笑
が、当たり前ですがそんなわけもなく。
こんなのも間に入っとりました。
小学生の頃の感覚だと確実オカン、おばはんなんですが、もう女。めんどくさい感じが爆発してます。。。こう言うのはヨーロピアンならでは? まねできひんわーwと関西のおばちゃん目線でした。何というか自分の気持ちが一番電話は二番な感じです。
んー.....この美人だれだっけー?劇中ずーっと気になってましたが奇跡的に気になってたことを思い出して調べてわかりました。
SF映画 LIFE の絶望美女!あなたでしたか〜。 今回も辛い辛い。
で、内容ですがテンポよく明るめでララランドもレミゼラブルもダメだった私も大満足でした。ミュージカル体験気味な雰囲気を楽しむため出来るだけ大きな劇場で満員の回に見るのをお勧め。ただ、肝心なはずのサーカスのショーやパフォーマンスは控えめと言うか、物語の要素に過ぎずこれ楽しみにしていた人は残念かも。 女性向けなようで、主人公の相方女子たちの気分がメイン。とにかく感情の荒波に飲まれる主人公…。
驚いたのは実話だって言う事。ホンマか。。。詐欺まがいの相当めちゃくちゃな人ですが....
それを許せちゃう奥さん役はマンチェスターバイザシーで可哀想過ぎる奥さん役だったミッシェルウイリアムズ。ナイスすぎる配役です。
( ; _ ; )泣ける〜
それと! 予告のシェイプオブウォーターが…
これで良いの?って言うくらいに地味でした。 これ本編に期待して良いパターン、内容に自信ありでないかと…主役の東ドイツのスパイ映画に出てきそうなくらいおばさん誰???
ギルレモデルトロらしさ爆発で魚男はパンズラビリンスのカエルのゲロを超えるのか?!楽しみ楽しみ!
#グレイテストショーマン #レベッカファーガソン #パンズラビリンス #シェイプオブウォーター #ミュージカル #equality
『スリー・ビルボード』(原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri, 2017)
やっと封切りになった『スリー・ビルボード』(原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)に見て来ました。
例年通りかアカデミーに乗っかってか、先週封切りのデトロイトなどクオリティの高い映画が封切られてて、どれを見ようかと思っていたらこの記事をみてしまい。。。大好きなウディハレルソンも出てるしで突撃してきました。
主役がファーゴのおばさん(フランシス・マクドーマンド)とウディハレルソン、サムロックウェルで、それぞれ娘を殺された母、警察署長、頭の弱い保守型白人警官の役。 監督はイギリスのマーティン・マクドナー。
スリー・ビルボード=3枚の看板、という題ですが映画が始まると表示される原題ではOutside Ebing, Missouri が後ろについていて 「ミズーリ、エビング外れの3つの看板」 といったタイトルです。 それどこだよ!って感じですが監督の創作でありふれたアメリカの田舎町、ということのようです。(下の記事にかいてありました)
で、予告でもうっすら判る通り娘を殺された母親が警察の無策にブチ切れてロードサイドの巨大な看板に下のような広告を出して騒動に、というお話。 見てるうちに、3人の主役とこの看板の文言が対応しているのかな?と思いました。
“Raped While Dying” = 母親
“And Still No Arrests?” = 知恵の足りない警官
“How Come, Chief Willoughby?” =警察署長
が看板の文言と私の解釈対応です。(謎
こういう暗示や伏線になるセリフが密接にストーリーに絡むようになっていてアクションもCGも大音響もなく隣の劇場の低音が感じられるほど静かなシーンがあっても全く飽きさせません。思い込みかな? いやいや、見事なお話の作りなのです。
ドラマ映画の傑作の条件として、社会問題の有無が有ると思いますがこの映画はその部分をセリフや事件の中にうまく滑りこませていて、治安とイラク派兵、保守的な田舎町の閉鎖性などがじわじわと入ってきます。そして、ストーリーは暗いのに随所にユーモアがあり基本は人間愛だけども、それらを鬱陶しくない程度に、演出抑えめにまとめていてる脚本の素晴らしさ。
それと!脇役でゲーム・オブ・スローンズのティリオン・ラニスター役、ピーター・ディンクレイジが出ています。人生の辛さを誰よりも理解してるけどな、という顔つきで悲しそうに話すいつもながらの怪演が爆発。
主役の3人やこの人は最高のキャスティングでセリフが少なくてもいろいろ伝わる感じです。ラストは好みが分かれると思いますが、全体としてほんと素晴らしい映画で見てよかった!
監督とサム・ロックウェルは2013年の映画セブン・サイコパスで先に仕事をしているらしいので見たくなりました。レンタルあるんかいな?
#スリービルボード #ウディハレルソン #ゲーム・オブ・スローンズ #ピーターディンクレイジ #ファーゴ #ドラマ映画
ラウダーミルク / Loudermilk (TV series: Oct. 2017~)
アマゾンプライムで見れる Audience Networkのアル中コメディー「ラウダーミルク」
断酒会のセンセイで断酒4年の主人公ラウダーミルクと、ルームシェアで同居の同じく断酒中の太ったおっさん、居候のギャル(アル中)とダメな人ばかり出てくる傑作コメディーで、とにかく主人公の口が悪くて笑ってしまいます。(他の人たちも相当ひどい)
基本アル中がテーマなので主人公のラウダーミルク=>やかましい(くなる)牛乳=酒?って感じでかけてるのかな?
Gilmore Girls や How I Met Your Mother (ママと恋に落ちるまで)とかイカした?セリフが売りのドラマは主に女性向きなイメージでしたがこれは中道。おっさんでも安心して見ていられます。ちゅーか、出てくるの過半数がおっさんだし。。。
またアメリカンコメディードラマの定番、セットの部屋で撮るシチュエイションコメディーを拡張したような様式で、変化もあるのでマンネリにならず楽しめました。
Big Bang Theory と同じく、どこかへ出かけてもあまり細かい描写はなく、すぐ帰ってきたりします。お話もビッグバン★セオリーと同じく隣に美人が引っ越して来て、という事で何が起きるかは想像通り。
シーズン2の情報調べたけど見つからず。完結してないところもあるし続きが楽しみ。
#ラウダーミルク #loudermilk #Comedy #海外ドラマ #ビッグバン★セオリー
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ (2015) LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT / THEY CALL ME JEEG ROBOT
なんじゃこりゃ〜〜、っと見たら良い映画だった 「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」
変な邦題つけるなぁ、とおもったらイタリア原題の直訳。。。マジか!?
イタリアのスラム?っぽい治安のわるそうな街でだめ〜な感じの主人公がたまたま汚染物質を浴びて超人に、というストーリー。人物描画が妙にリアルなところやアクションシーンが最近のインド映画みたいでなかなか魅力的な映画でした。
主役もさることながら精神を病んで鋼鉄ジーグDVDの世界に没頭している役の主演女優さんがすごい。女は魔物、とはよく言ったもんで、だめ〜な人が急に美人になったりと主役よりも超人。
ちなみに劇中でも鋼鉄ジーグのDVDがTVやプロジェクターで再生される形で出てくるのですが、鋼鉄ジーグ頼みでは無く個性ある憎めない悪役有り、と楽しくみれるエンターテインメントでした。なんつってもラストがイイ!のでこれなかなかおすすめです。
マンチェスター・バイ・ザ・シー (2016) MANCHESTER BY THE SEA
見逃したままになっていてずっと見たかったマンチェスターバイザシー(カタカナで書くとえらくかっこ悪い)が見れました。
なにか大きな事件が起きるわけでもない(けどすごく辛い話が語られる)けど、淡々と過去の出来事を交互に交えながら、ゆっくりしっとりお話が進むドラマモノなのですが作りが細かく丁寧で素晴らしい映画でした。出てくる人とか映画の役者という感じがしなくて、本当にそういう人が生きているかのよう。
辛いこと、悲しいことを抱えながら日々をただ耐えて生きていく人間の生き様は昔の日本映画を彷彿とさせるものがありました。
(途中で流れるテーマ曲的な名曲、アルビノーニのアダージョ。悲しくなる。。)
こういう儲からなさそうなの、どうして作れるの?と思ったら、マット・デイモンがプロデューサー。稼いだ金で映画文化に貢献してるんだなぁ、なんて思ってしまいました。 この映画、誰も悪い人間はいなくて、むしろ良い人ばかり、でも不幸が起きてしまい・・・どうにもやるせない。なんだけど細かい作り込みやセリフでユーモアが散りばめられていて製作者の意図が友愛、人間愛など愛情であることが伝わってきました。
いやほんとすごい映画です。
映画見ながらマンチェスターって町の名前なのにイギリスっぽくないなぁ、アメリカ英語っぽいしなんだろうなぁ、ボストンとかミネソタとか出てくるけど地理がわからん!って気になっていたのですが詳しい方が書いてくれていました。なるほど納得。こういうのわかると余計楽しくなるので感謝感謝。
Game of Thrones season 7
Aeroflotの機内サービスで見ることができた ゲームオブスローンズ シーズン7
ラニスター家の話はすでにどうでも良い感じになって時代はターガリエン、ドラゴン出てくると話が単純になってどうするんだホイと思ってたら大変なことに。
いや〜、ついに冬の決戦へ煮詰まってきました。ここで見るのやめるのが一番幸せだったりしないのか?そんな予感も。
とか思いつつも帰りの機内でseason7の後半も見るぜぇぇと貧乏根性丸出しで期待していたのにまさかの not available 。。。。えぇぇぇ〜〜〜〜。
The Dark Tower (2017) ダーク・タワーで弾丸装填イドリスエルバー!
日本未公開ですがアエロフロートの機内サービスで見ることができました。
ストーリーとかはファンタジーで深みはないのですが、イドリス・エルバ vs マシューマコノヒーと子役が知り合いのデザイナーくんにそっくり(私的なことですいません)な役者頼み映画で、それでもまあまあ楽しめました。
刑事ジョンルーサーと同じようなキャラというか顔芸で人情でイヤイヤ頑張るタフガイ系。嫌いじゃないです。この人好きなんですけど、CG大作とかいろいろ出ているのにルーサー役を超えるものがなくて残念な感じ。
マシューマコノヒーの悪役は特撮・ファンタジー定番の若い女子手下とか侍らして、しかも辛く当たる一人親方タイプ。このフォーマットっていつ頃誰が作ったんだろう。。。。安っぽくて手下の役者さん可哀想だったけどマコノヒーさんの実力で場を収めているのが素晴らしい。
で、この映画の見どころは塔とか子役とか関係なくて弾丸装填。もう本当にそれだけ。でも子供の時に見たらぐっと来ちゃうかも。(笑
こういうまっとうな方向が出ているのでそっちも楽しみです。驚かせるより笑わ焦るほうがなんぼかむづかしいですからね。楽しみ。