わすれる前に書いとこう! おっさん映画黙視録

映画が大好きでたくさん見るけど、最近はどんどん忘れちゃう! 見て感じたことを大切に〜、映画徒然草。

ドリーム (原題: Hidden Figures ) で実話もの3連戦 [ 心に剣士を ( The fencer ) ,ヒトラーの忘れ物 ( Under sandet )

娘と一緒に観に行く事になっていて、しかし受験生で忙しいのでなかなか見れなかった「ドリーム」、やっと見ることが出来ました。 もう終了間際で上映は日に1度、それも朝イチだけというので早起きして台風の中突撃。

Hidden Figures | Teaser Trailer [HD] | 20th Century FOX - YouTube

ソ連スプートニクガガーリン有人飛行と宇宙開発競争に遅れを取っていたアメリカがいかにしてジョン・グレンの地球周回を成功させたか、技術と理論を支えた知られざるヒーローたちの活躍を描く映画です。

元のタイトルは 知られざる人たち、みたいな意味でしょうか。

 

アポロ13のような派手なところが一切なく映画のテーマは人種・女性差別と重めで実話ベースの地味なストーリーなのですが、脚本や俳優がよく間もいいので最後まで空きさせずそれでいてじんわり来るところもある、誰が見ても楽しめるような映画になっていて娘も大満足。

感動して泣いちゃうというより、楽しく見ていくなかでしかしそれなりに深く考えさせられる、そんな作りが本当に好印象でした。

思うに、脚本演出がいいのはもちろんなのですが魅力的な3人の主役(しかも一人はじゃネールモネイ!)に加えて、安心してみていられる理想の上司ケビン・コスナー、プチ悪役風キルスティンダンスト、オタク様ならずともビッグバン☆セオリーを見たことのある観客ならニヤリとさられるジム・パーソンズが少し抜けてる数学技官役だったりと、「見ていて楽しい」が追求されている考え抜かれた構成がただの「感動実話」を超えたエンターテインメントにしてるのでしょう。

大満足の心に残る名作となりました。

 

これを観に行く前に前から見たかった実話歴史もの こころに剣士を(The Fencer)と ヒトラーの忘れ物 (Under sundet)

 

ヒトラーの忘れ物」は大戦終結後、デンマークの海岸に敷設された地雷を捕虜になったドイツ少年兵が除去を命じられ命がけで処理をさせられて、という話で本当に辛く悲しい話。戦後処理についてココで書く気はないのですが戦争の作り出す2重3重の不幸、狂気の連鎖を考えずに入られませんでした。 とくに善人そうな作業監督のデンマーク兵の軍曹が一皮むけば戦争の偽悪さをむき出しにするシーン。周到に考えられたお話でしょう。

邦題・原題について僕もいつも思う所があり療法書くようにしているのですが面白い記事を見つけたのでメモしておきました。 Under sandet は「砂の下」とそのものズバリですが英題では Land of Mine (地雷原)という題のようです。 

題名については原作者の意図がわからなくなること、原作国の人と話すときに題名が違うと困る事、邦題のせいでオチやネタバレがままある事の3点からできるだけ変更しないでほしいというのが僕の考えですが人それぞれあるようですね。

hotakasugi-jp.com

 

 

こちら「こころに剣士を」は戦後ソビエトの下で共産政府の圧政下のエストニアで戦時中、ドイツ軍側であったために追われる身を隠して別人の教員として生きる主人公がフェンシングを通して逆境の中で暗く過ごす子どもたちを支えようとするお話。 これも実話が元になっていて主人公、子どもたちが居た学校のフェンシングチームは今もあるそう。

日本版のDVDパッケージになっている女の子が主役かと思ったら主役は先生と生徒全員な感じで、日本のアニメにありがちな少女押しではありませんので念の為。 全体に落ち着いた演出控えめな中に心情をよく伝えていて監督のクラウス・ハロさんやるな!っと思ってしまいました。

www.youtube.com

 

3本ともたまたま実話原作かつ「語られないヒーローの物語」な所が共通しているので一緒に書いて忘れないようにした次第ですが来年の今頃、まだ覚えてるかなぁ? (涙 




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