口直しにたまにはビデオ。 ブロークン (原題:Manglehorn )と Invitation
しばらく気分が乗らずにダンケルク事件から復帰してなかったワタシ。
映画館にも行けずでしたが久しぶりに面白いのを見れました。アルパチーノのブロークン過去に囚われた男(原題Manglehorn) と Invitation です。
ブロークンはこじらせ系鍵職人の主人公マングレホーンさんと鍵を飲み込んで腹具合が悪い彼の猫のお話。
チョットだけしか出てこない、なんの説明もない役者さんも皆いい演技でわざとらしさもなく細かい所まで考えてあって、上質な小説を読んでいるような気分を味わえました。
猫が鍵を飲み込んでいるのと腹の中の鍵がメタファーになっていて、人生再生・成功の鍵とは? 心を開くカギはどこ? というお話
「インビテーション」は登場人物が病んでいるお話でよくある「密室に集まった人たちがだんだんと険悪になってゆきついに殺人が・・・」な雰囲気で始まります。
よくあるミステリーと思って真剣に見てたらだまされました。
子供をなくして苦しみ離婚した夫婦が・・・といったドラマものに見せておきながら、他の登場人物が実は狂気を秘めててお話が全然違う方向へ…。 生き残った友人と人間的なお付き合いの雰囲気が一切なく放置、最後のシーンでそういうのも気にならなくなる「あ〜、なるほど。」
実は不真面目なファンタジー恐怖映画でした。
ドラマかと思ったら夏のキャンプの「怖い話」的な展開なのです。 トワイライトゾーンに近いかな?
楽しい映画見てヤル気がでてきちゃった。さて次は何見よう?