わすれる前に書いとこう! おっさん映画黙視録

映画が大好きでたくさん見るけど、最近はどんどん忘れちゃう! 見て感じたことを大切に〜、映画徒然草。

スカイスクレイパー (原題:Skyscraper ,2018 ) でパパとびまーーーっす!

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封切り日の昨日、一週間の疲れを吹き飛ばすべく見てまいりました。

パパ飛びまーーーッす!のアレです。 この人がCMナレーションする映画に内容を期待してはいけないのでそのつもりで、あくまでストレス抜き(笑

 

夏休みの親子観劇用の映画なのかな?という感じの内容でハードさもなく、人口カバーすべく最近多い中華押し。 ドウェイン・ジョンソンと、「スクリーム」シリーズ他、怖い系B級映画の女王な感じの奥さん役のネーヴ・キャンベルにも別段非は無くいつも通りの仕事なんですが・・・・脚本がとにかくいい加減。 ハンナ・クインリン演じる美少女戦闘員や悪役も敵に寝返るイギリス人?セキュリティー担当もまったく説明・伏線なしの取ってつけ。 人物の設定とかビルや火災のギミックもすべて適当。

 

そんなわけで、ときおり劇場でもハハハ・・・という乾いた笑いがおきてました。特にラスト。(涙

 もう、脚本読んで皆ハーァ、と思ったはずだけど一生懸命仕事しててプロってエラいと思いました。

 

ジョン・アダムズ (John Adams , 2008 ) と オリーブ・キタリッジ(Olive Kitteridge,2014)

原作・史実ありの秀作ショートドラマシリーズをAmazon に(強く?)おすすめされ、この夏に見ることが出来ました。 

2つの作品、共通点があって主人公のジョン・アダムズとオリーブ・キンタリッジは、共に聡明で哲学的な人特有な気難しい鬱気質で社会性やカリスマが低い事、劇中で超善良かつ智慧のある良い伴侶に支えられているという点。 

 

ジョン・アダムズ 全7話の歴史テレビドラマシリーズ。

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  アメリカ独立の主要なリーダーの一人で第2代アメリカ大統領となり、第6代大統領のジョン・クインシー・アダムズの父親でもあるジョンアダムズの独立前夜から最後までを描いた伝記ドラマ。

 ミニシリーズなので独立の経緯はそこそこですが、独立の士でありそれぞれ初代と第3代大統領のジョージ・ワシントントーマス・ジェファーソンとの関係がわかりやすく描かれていて大変勉強になりました。

 

 劇中に難しい話はあまり出てきませんが、それでもイギリスとの戦争〜独立宣言は哲学、法哲学、政治哲学の強固な土台と意思があって初めて完遂でき、それらが今日までの強いアメリカの柱であり続けているんだなぁ、なんて思いました。 

  配役では奥さんアビゲイル役にローラ・リニージョージ・ワシントンには名脇役デビッド・モース、ジェファーソンはゲーム・オブ・スローンズでご乱心スタニス役のスティーブン・ディレイン、そして娘役にドーンオブザデッドのサラ・ポーリー、と素晴らしい配役で役柄にピッタリ。

 

それと、ウワー!面白いな〜と思ったのがライバルで盟友のアダムズとジェファーソンは命日が同じ1826年7月4日、なんと独立記念日なのです。 モノを知らないって素晴らしくておかげでラストは鳥肌たちました。

 

オリーブ・キタリッジ。原作はエリザベス・すトラウトの同名小説だそうで紹介記事を見つけました。

『 オリーブ・キタリッジの生活 』思わず唸ってしまう結末ばかりの短編集。せわしない日常を送る燃料補給に、冬の空気のように静謐な文章をどうぞ。 – CALEND-OKINAWA(カレンド沖縄)

 

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コレみてたらスリービルボードももっと楽しめたか?っていうくらい、フランシス・マクドーマンドが全編不機嫌かつ自分勝手。 旦那さんは優しく堅実なパーフェクトなファミリーマン。 

わりと映画やドラマでは男の身勝手が描かれがちですが、同じ人間、しかも知恵が回る女で性格がわるいとどれだけ周りの人が大変か、という感じがビンビンきました。(涙

なにが大きな事件が起きるわけでもなく日々が過ぎていく中で人生を魅力的に描いていてなかなかの傑作でした。原作読みたいな。

それと、後半にビル・マーレーがでてくるんでそこも良かった。抑えた演技でもキャラが濃いのでマクドーマンドとバランスがバッチリでした。

 

夏休み映画シーズンが終わって面白そうなのが続々封切りになっているので早く映画館に行きたい!

次は何見ようかな?

 

 

アイ'ム ホーム 覗く男 (Wakefield、2017)

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少し前に見たけど書くの忘れてました。

ブライアン・クランストン主演の 覗く男。

んーーー、小説だったらいも白いのかもしれなけど全然だめでした。

変態経過と思ったらそれもなく、たんなるエゴイストか突如中二マインド発生、みたいな話。理解できてないだけなのかもしれませんが・・・・つまらなかった(汗

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(原題:Mission: Impossible – Fallout ) 2018

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いやー、やっと見れたましたfallout。 文句なしにシリーズ最高の出来じゃないでしょうか。

お話も緊張感タレる事なく最後まで飽きさせない展開、カーチェイストムクルーズの全力疾走シーンなど見所満載。(ヘリのシーンは初期作品の悪夢が頭をかすめましたが…)

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突如よく出来た作品になったというより、前前作でサイモンペッグ入れたりして悪の帝国アメリカの諜報機関の雰囲気をイギリス風味で中和、前作で北欧美人エージェントなレベッカ・ファーガソンで補強したのが実を結んだ感じ。

 

正直な所、MIシリーズはダメリカンな適当な脚本にやぼい演出(特に1,2,3)トム・クルーズがアクションで頑張る無理矢理感がおっさんには物足りない感じで子供や奥さんと観に行くお茶濁し映画になってました。が・・・・四捨五入したら60歳のトム・クルーズが全編147分があっという間に感じる大活躍、脱帽いたしました。 走って飛んでぶら下がってもうハラハラしっぱなし。

ヘンにサイモンペッグ頼みなギャグいれたりも抑えめなのも良かった。

 

 やっぱり柱が偉大な仕事していると周りも引きづられるんでしょう、他の映画でぬるーい感じを受けることもしばしばなファーガソンや元妻役のミシェル・モナハン、そしてそして魅惑のマフィア?女将のヴァネッサ・カービーが火花を散らす競演でトム様4角関係、モテすぎ。

 

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バネッサカービーのでてるThe Crownという時代劇、みてみたくなりました。 

NETFLIXにまたはいるかな?

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Fear the Walking Dead season4 にダーマことジェナ・エルフマンが!

知らないうちに公開されてました、フィアー・ザ・ウォーキング・デッド、シーズン4

ルシール登場してから暗いばっかりのリックがウザくなって、本家よりも面白くなってしまってますが美人が二人参加してパワーアップ。 

・・・衝撃的ないつもの展開でパワーダウンもあり(涙

 

ダーマ&グレッグ911のせいで打ち切りになってからとんとご無沙汰(結構んして子供出来たり本人は充実だったらしい)なジェナ・エルフマンがオバハン(でも美人)で登場。

 

全然変わってない、笑顔もダーマのまんま。。。46とは思えないカワイさ。

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それとジャーナリスト役でLostのフランス人美人モデル?役だったマギー・グレイスが超チョーとヘアでSWAT装甲車で降臨。 

やっぱりエンターテインメントなんだから暗くて辛いばっかりより花がある方がいいのだ。

 

 

弁護士ビリー・マクブライド (原題: Goliath )

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Amazon Primie Video のオリジナルドラマでいつの間にかシーズン2が公開になっていました。

シーズン1は社会から落ちこぼれた駄目弁護士とその友達(全員社会の傍流)が軍需企業の巨悪と古巣の悪徳弁護士事務所のタッグと戦う、というお話。

 

主演は怖い役もやったりするビリー・ボブ・ソーントンで過去に囚われたアル中弁護士役。

元妻はコヨーテアグリーのマリア・ペロ、敵役はウィリアム・ハートと豪華なシーズン1。

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元娼婦な事務員役のタニアレイモンド、弁護士仲間のニナ・アリアンダがいい味出してました。

 

シーズン2は金持ちにになったのに一向に駄目な生活から抜け出せない主人公が、顔なじみのエスニック系移民の子供の冤罪を晴らすべく再びたちがあるお話で、ラテン系の女性市長候補と何故か懇ろになったらその女が事件の黒幕と繋がっていたり、やや無理がある展開。

主役のソーントンとニナ・アリアンダに感情移入してなかったらちょっと厳しかったかなー??

全然つまらないとかはないのですがシーズン1の変態悪役とツンデレインターン弁護士の不順な関係とか濃い目な内容からパワーダウンでした。


まあでも続編くるでしょうな、これは。

 

 

 

ビッグシック 僕たちの大いなる目ざめ (原題:The Big Sick (2017)

高田馬場早稲田松竹リバイバルやってたので見ることができました、ビッグシック。

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ルビー・スパークスで理想の彼女役だったゾーイ・カザン、ウルトラかわいいので気になってましたがやっと見れました。今回もウルトラ。

内容は、スタンダップコメディアンで成功を夢見るパキスタン移民の二世の主人クメイルとセラピスト目指すバツイチ大学院生のロマンスドラマで、主人公のパキスタン家族は超保守的、伝統的社会な価値観ギッチギチなイスラム教徒、結婚はパキスタン人同士、親が決めるというのにこだわっていて、今風どころかリベラルなスタンダップコメディアンな主人公は価値観の間で引き裂かれているところに白人の彼女が原因不明の病気で意識不明に、というお話。

昏睡状態になってからの彼女の両親との交流が見どころ。娘を弄んだ憎っくきパキスタン人、と睨みつける母親、いつもの癖で際どいジョークでつい返してしまう主人公…ニヤニヤしてしまう会話が続きます。 ちなみに主人公クメイルは実在の人物で本人出演。コメディアンのなんとも言えないユーモラスな雰囲気がいい感じです。

 

ゾーイ・カザンの喋り方、笑うとクシャクシャになる顔とか可愛すぎて昏睡時間がもったいなかったなー。主人公の家族役の人や有人たちも愛情深くいい人ばかり、入院先の医者もダメそうで居て全員良い人。ホッとした気分になるいい映画でした。

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 残念ながら早稲田松竹での公開は昨日の7・13まで。

2本立てセットのもう一本、勝手にふるえてろ、は時間の関係で見れず残念でした。

ちなみに今日からはシェイプオブウォーターとパンズ・ラビリンスの2本立て。もう一度見ようかな??

 

#早稲田松竹 #ビッグシック #ゾーイ・カザン #クメイル・ナジアニ